道中、吐き気は治まっていました。
漢方で処方していただいた高級丸薬(直径2センチ弱)をお守りのようににぎりしめ、吐き気が出ないことをひたすら祈り続けていました。
ちなみに今回の旅で持参していた薬↓
漢方2種
牛黄清心丸1個
プリンペラン(吐気止め)
ベリチーム(消化酵素)
年寄りか!というくらいの量でした。
漢方はお湯に溶かして飲まないといけないので水筒、湯のみ、スプーンも持参しています。
ただえさえ荷物が大量なのですが、これらを忘れるわけにはいきません。
夜に出発し、翌日の夕方にようやく式場のあるホテルに到着しました。リゾートホテルで、1泊2食付。もちろん温泉もあります。
吐き気は治まっていたものの、食欲は全くありませんでした
バイキング式の豪華料理を前にしても、ほしいものが思い浮かびません。とりあえず、いくつかお皿に入れ、無理やり口に運びました。美味しそうに食べている他の宿泊客が羨ましく、とても孤独でした。
このころ、私は周りの他人が羨ましくてしょうがなかったです。健康そうな人を見ては、入れ替わりたい入れ替わりたい入れ替わりたい入れ替わりたい・・・・・・
とぐるぐる考え続けていました。
体重は発病前より6キロ痩せていましたが、本当に全くおなかがすかないのです。普通ならお腹がすけば、ぐーっとなるはずも、全くならず。
あまり食べられていないのですがお通じは普通にありました。
以前なら体重が減れば大喜びでしたが,最近は体重計に乗るのが恐怖でした。体力がなくなって、歩くのもしんどく感じていましたから、これ以上体重を減らすわけにはいきません。
夕食後、明日に備えて早めにベッドに入りました。
明日、吐き気がありませんように。
今日大丈夫だったから、きっと大丈夫。
しかし。
午前2時。
私は目を覚ましてしまいました。
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