23年の年末から突然頻尿が始まりました。何度か膀胱炎にはなったことがあるので、とりあえず病院に行きました。2日後には帰省(長時間ドライブ)を予定していたので尿問題は切実です。
「あんまり尿に汚れはないんだけどね。膀胱炎なりかけかな。抗生剤3日分だしておきますね」
いつもの膀胱炎であれば、薬をのんで翌日には治まっているはずですが、今回はききませんでした。いつもの膀胱炎と違って、排尿痛や血尿がなく残尿感のみなのですが、大変つらい症状です。
症状を抱えたまま10時間ドライブ(休憩含む)
以前高速渋滞でトイレいけず苦しい思いをしたので、意を決して尿取りパッドを付けていくことにしました。座布団のような分厚いパッドです。高速にのって、すぐにトイレに行ったのですがすっきりせず、またすぐに行きたくなります。またPAに寄ってといえず、これはもう尿取りパッドにやるしかない!と思いました。
・・・・ですが、出そうと思っても出せない。心理的拒否感なのか、オムツに排泄をするという行為は思った以上にハードルが高かったです。
年を取って、オムツを拒否するお年寄りの方もいると聞きますがそれも分かります。
昼間おきている間は症状が強いのですが、夜は眠れます。夜にのむ心療内科の薬は眠気がでるのでそのおかげもあるかと思います。
なんとか実家に到着し、残尿感抱えたまま年越しをしました。
抗生剤は飲み切っていましたが症状は変わりません。実は、2年前にも残尿感のみの症状で尿検査で膀胱炎の所見なしだったことがあり、その時過活動膀胱の薬をもらったことがありました。その時も夏の帰省直前でした。当時はその薬を飲んで3日くらいで気にならなくなりました。たまたま母が同じ薬を飲んでいたこともあり、それをもらって飲んでみましたが、治りません。せっかくの楽しい帰省が、会話中も頭の中は尿の事でいっぱいで、初詣は神様に尿のお願いをし、さっさと冬休みが終わって病院が開くのを心待ちにするといった悲しい状態になりました。
帰省先の病院が4日に開いたので、さっそく行きました。尿検査では、数値はかなり低いけれど細菌がでているのでとりあえず、また別の抗生物質をのんでくださいとのことでした。こんなに低い数値で症状が出ることはあまりないんですけどねえ、といわれ、また不安になりました。
帰りも悶絶しながら長時間ドライブをこなし、別の抗生物質を飲み切ってすぐにまた病院にかかりました。
「検査の結果、おしっこはきれいでしたよ」
「先生、過活動膀胱じゃないかと思うんですけど・・・。」
「でも、残尿感でだしたの先月の28日からですよね。それまでは尿のトラブルなかったんでしょう。膀胱炎の所見もあったし、過活動膀胱の薬は尿をためてしまうものだからあなたみたいな患者には出せません。とりあえず、2週間様子見ましょう。2週間たってまだ治っていなかったら文句言いに来てください」
先生の言葉で、焦っていた心が少し落ち着きました。早く症状を取ろうとジタバタしてしまうのは私の悪いくせです。
その日の夜はなぜかすごく楽でした。帰省前ということもあったし、心因性の頻尿なのかもしれません。
結局、頻尿は2ヶ月位続きました。寒いからということもあったのでしょうか。