2022年、8月は1か月近く私の実家に帰省していました。本来、夏休みは仕事の繁忙期なのですが体調がどんどん悪くなり、お休みを頂くことにしました。
毎年、帰省中は体調が上向きになるのでそれを期待して。
ですが、ずっとムカムカして不安感も強くなりました。誰かがそばにいないと不安感や焦燥感がおそってきて、気持ちが落ち着かず体をゆらゆらと揺らすようになってしまいました。10年前に鬱が発症した当初のようなひどい症状だったと思います。
朝、早起きして父の畑仕事に付き合ったり母と散歩に行ったりしました。花火大会に出かけたのですが、ひどい焦燥感で
「もう帰りたい」
と途中で帰ってきました。心配した父が
「こっちの病院行ってみたら?」
と言ってくれ、少し気は進みませんでしたが行ってみることにしました。
心療内科は予約制で、初診はなかなか取れないことも多いです。実際、私がいま通っているクリニックは初診をお断りしているそうです。
帰省先の病院は、初診いきなり飛び込みでOKでした。予約制ではないので、かなり待ちました。母に付き添ってもらったのですが、椅子に座っていたのですが不安感で上半身をゆらゆら揺らしているのを止められませんでした。それを見た男の人が、
「大丈夫ですか?これ飲みますか?」
ウォーターサーバーの水をもってきてくれました。
はたから見ると異様な光景だったのでしょう。
2時間くらい待ってようやく順番になりました。
先生に今までの経緯を話すのはとても大変でしたが、おじいさん先生はきちんと話を聞いてくれました。
「うつ病で吐き気ってあんまり聞かないけどねえ・・・。調子のいい時と悪い時の波があるってことは躁鬱病かなあ。」
と言って、今まで出してもらったことのない薬を処方してくれました。
身体症状が先行するうつ病は珍しいのでしょうか。躁鬱病は気分が高まった時、高額な買い物をしたり、人に喧嘩をうったりするそうですが私はそんな行動はありません。体調が悪いことによる気分の落ち込み、不安感はあります。
もう6か月間調子の悪い日々が続いていました。