主人は歯の治療跡ゼロという私からしたら信じられない人間です。
その主人が、歯のクリーニングに行きました。(前回歯科にかかったのが思い出せないくらいに久しぶり)
そこで、CTを撮ってもらって、親知らずが大変なことになっていると言われました。
親知らずが骨に埋まっていて、嚢胞が出来ているというのです。
多くは無症状だそうですが、放置するとあごの骨を溶かしてしまうので抜歯が必須です。
「歯科医として、放置することはおすすめしません」
「難しい手術になるので歯科大を紹介します」
と言われたそうです。
「抜歯かあ~、めんどくさいなあ。別に痛くないし」
と、そのまま1年くらい放置をしていました。よく放置できるなと驚きです。
ちなみに私は親知らずの前の歯が虫歯になったりしていたのですべて抜歯済みです。
ようやく重い腰を上げ、歯科大に行きました。全身麻酔で難手術になる下の歯を抜きましょうという話になったそうですが、
「どうせ全身麻酔するのだから一気に4本抜いてください」
と言ってきたそうです。
4本って・・ご飯食べられなくなるんじゃないの?
しかも、骨に埋まっている歯の抜歯なのですから痛みもかなりのものと想像できます。
そして、私が一番心配しているのは抜歯後の経過です。
痛みがひどくなったり(ドライソケット)、神経が近いので麻痺になってしまったり、私みたいに痛みがひかなかったりしたら(非定型歯痛)どうしよう・・・。
「大丈夫、大丈夫。」
全く心配をしない楽天家の主人に驚きです。
なまじ色んな歯の知識を吸収し、痛みのエキスパートである私の方が不安が大きいです。
2泊3日での手術を無事に終え、帰ってきた主人はお多福のように顔がパンパンに腫れていました。
「まあ、こんなもんでしょう」
といいながら、しばらくおかゆ生活を続けました。
心配していた抜歯後の痛みも、時間の経過とともに無くなりました。
心配してもしょうがない、なるようになる、というのが主人のモットーですが、本当に羨ましいです。私は先々の事を心配しすぎてむしろそれがマイナスの出来事を引き寄せている気がします。