胃カメラ当日。
私は絶対に上手に胃カメラをやり遂げなくてはいけません。
前歯が取れないように。
内視鏡を口から呑み込んでいくわけですが、もしへまをして管を強く噛んでしまったら歯が取れてしまいます。
取れてしまってのみこんでしまったらどうしよう・・。
麻酔の液を飲んで、喉の奥をしびれさせます。
そうして、口から徐々に胃カメラが入ります。
一番苦しいとされる喉の奥に来た時、
「梅仁丹さん、飴を飲みこむみたいにしてください」
と先生が言ったのでごっくんとやると、ぐっと管が下に入っていくのが分かりました。
「うまいうまい、一番しんどい所終わりましたよ。」
後は、お腹の中で蛇が暴れている感じです。あと、水?ガス?を入れているのかお腹がゴボゴボなりました。
少し気持ちが悪かったですが、平常心を保とうと自分に言い聞かせました。間違っても歯に力を入れてはいけません。
内視鏡を抜くときは全然つらくありませんでした。
こうして私は歯に意識を集中させていたおかげで、先生にお褒めの言葉をいただくくらい上手に胃カメラをやりとげたのでした。
もちろん歯も無事でした。
ポイント意味わからず↓